こもれび図書館ブログ
2015.10.19
「近代養蚕業の開祖 長野濬平」展示
古くから山鹿は、養蚕業が盛んでした。
明治から大正にかけて山鹿の繁栄を支えたのが「お蚕さん」です。
今月11月1日(日)午後4時5分より、
近代養蚕業の開祖といわれる「長野濬平」(1823~97年)の生涯を描いたドラマ
(テレビ熊本(TKU)「郷土の偉人」シリーズ23作目)が放映されます。
それに合わせて、館内入口正面に
長野濬平の生涯と関連した書籍などを紹介・展示しています。
長野濬平(1823~97年)は、山鹿市鹿本町庄の出身です。
横井小楠の塾で学び、「養蚕(ようさん)富国論(ふこくろん)」を提唱します。
明治維新後は日本各地の養蚕先進地を視察、
熊本藩に桑を植えることや養蚕試験場の設立に尽力します。
明治26(1893)年に設立した熊本製糸合資会社では、
日本一の製品と評価され、海外に輸出されるようになりました。
また、明治29(1896)年には、
長年にわたる養蚕・製糸業の発展に尽くした功績が認められ、
熊本県で初めて緑綬(りょくじゅ)褒章(ほうしょう)を受章しました。
今回、ドラマに使用された「シナリオ」や、
昭和初期の養蚕に関する貴重な書籍も展示しております。
ドラマと合わせて、こもれび図書館の展示もご覧ください。 (・A・)
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テレビ熊本(TKU)ドキュメンタリードラマ「郷土の偉人」シリーズ第23弾
【 長野濬平 ~近代養蚕業の開祖~ 】
11月1日(日)午後4時5分 ~ 5時20分
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